愚問をてってれーするの楽しすぎるでしょβ

ESRのエッセイに唆されてPythonする初心者が半端な勉強ログを書き散らす場所 ICT文化にどうしても住みたいという遠大な啓示が下った人の住処/気持ちよさのためだけに/お客様のお忘れになった恥の概念が母胎に届いているようです

Eric RaymondのUNIXへの言及リンクまとめ

The Loginataka: Dialogue between a Guru and a Newbieー英語が母語でない人には読みにくい*1けど読んだ。入門から本格派まで複数の本を薦め、さらに、実際にUNIX類(OpenBSDFreeBSD、他のLinuxの類)を弄りWizardになるまでを説く。読みにくくても、中二マインドを刺激されて、読み物としてもわくわくする。

 

The Art of Unix Programmingー紙の本とオープンソース

http://www.catb.org/esr/writings/taoup/html/index.html

があるのがおもしろい。

 

http://en.tldp.org/HOWTO/Unix-and-Internet-Fundamentals-HOWTO/index.html

 

全部How To Become A HackerUNIXの話をしている章から飛ばされる。

 

2. オープンソース UNIX 類をどれか入手し、使いかたと動かしかたをおぼえること。

 ここではあなたが自分のコンピュータを持っているか、あるいはコンピュータにアクセスできるものと仮定します(これがどんなにすごいことか、ちょっと考えて見てください。ハッカー文化はもともと、コンピュータがあまりに高価で個人所有など不可能な時代に発達したんです)。新米さんがハッカー技術を習得するための唯一最大の重要な一歩は、Linux かフリーの BSD UNIX 類か OpenSolaris のどれかを入手し、それを自分のマシンにインストールし、動かすことです。

 ええもちろん、UNIX 以外にも世界にはオペレーティングシステムがあります。しかしそれらはバイナリで配布されているので、コードを読んだりいじったりできないんです。MS Windows マシンやその他ソースがクローズドなシステムでハッキングを学ぼうとするのは、全身ギプスをつけてダンスを学ぼうとするようなものです。

 Mac OS X を使えばコードを読んだりいじったりはできますが、システムのうちオープンソースなのは一部だけです。いろいろ壁にぶちあたるでしょうし、アップルの独占コードに依存した悪いクセを身につけないよう注意する必要が出てきます。でも根底にある Unix にだけ専念すれば、いろいろ有益なことが学べます。

 UNIX はインターネットのオペレーティングシステムです。UNIX を知らなくてもインターネットの使い方は学べますが、UNIX がわからずにインターネットハッカーになることは出来ません。そういうわけで、現在のハッカー文化はかなり強く UNIX 中心となっています(昔からずっとそうだったわけではありません。だから一部の古参ハッカーは、現状を苦々しく思っています。でも UNIX とインターネットの共存は非常に強く、 マイクロソフトの力をもってしても、それを本気でつぶすのはむずかしいようです)。

 だから UNIX をたちあげなさい――わたしは Linux が好きですが、他の方法もあります(そして、ええ、 Linux と MSWindows を同じマシンで走らせることは十分可能です)。UNIX を学びなさい。走らせなさい。いじりたおしなさい。それでインターネットと語りあいなさい。コードを読もう。コードを改変しよう。Microsoftオペレーティングシステムでは夢見ることもできないほどよく出来たプログラミングツール(C や LispPythonPerl など)が手に入ります。楽しいですよ。そしてあなたがマスターハッカーになってふりかえったら、この時期にどれほどの知識を自分が吸収したかようやく理解できるようになるでしょう。

 UNIX の学習についての詳細はThe Loginatakaを参照のこと。またThe Art Of Unix Programmingも興味があればどうぞ。

 Linux を入手するは、Linux Online! サイトを参照。そこからダウンロードしてもいいし(もっといいのは)地元の Linux ユーザグループを見つけて、インストールを助けてもらうこともできます。

 この「How-to」最初の十年では、新人からみればどの Lunix ディストリビューションもほとんど似たり寄ったりだと述べてきました。でも 2006-2007 年に、ほんものの最高の選択が登場しました: Ubuntuです。他のディストリビューションも独自の強みはありますが、UbuntuLinux 新人にとって圧倒的に一番とっつきやすいものです。

BSD Unix に関するヘルプや各種情報については、http://www.bsd.org/を参照。

 ちょっと試すのにいい方法は、Linux ファンが「Live CD」と呼ぶものを起動することです。これは CD だけで起動するディストリビューションで、ハードディスクを改変しません。CD は遅いのでこれは遅いのですが、あまり大胆な一歩をとらずに可能性を調べる一手段ではあります。

 Unix と Internetの基本についての入門文書を書いてみました。

 昔は、新人が一人で LinuxBSD をインストールするのはやめたほうがいいと書きました。でも最近のインストーラーはずっとよくなって、新人であっても一人で十分にできます。それでも、地元 Linux ユーザーグループに接触して助けてもらうほうがいいでしょう。害にはなりませんし、いろいろ楽になるかもしれませんよ。

 

*1:King Jhon's Bookを真似た形式で、古い英語The Modern Englishで書かれてる上に、インドのGURUとBorn(チベット死者の書での呼びかけの表現)を使ってて、最後は「Shantih! Shantih! Shantih!」で占める