アポロ計画があったから60年代なのか
観た
あと読んだApollo 11: The computers that put man on the moon
六分儀最強、前面パネルキュート、おばあちゃんがクリスマスにくれる手編みのプログラム。
飛行士とエンジニアがインターフェイスや人間と人工知能の役割分担について密に連絡して会議を重ねた、というエピソードが異常にそそる。終わりの始まり(Singularityあるいは技術的特異点へ向かって)。
全72KBのメモリ。要は多分、8×72K、576000桁のバイナリ。萌え死ぬ。(あれ?バイナリってCPUの上を走ってるんじゃなかったっけ???)
紙に手書きでコードを作って、それを読み込ませてテストする。"ソフトウェア"の始まり。
何でもかんでも60年代に基礎が出来上がってるなと思ってたら、アメリカの膨大な税金の投入のお陰、冷戦様様ってことだったのね…
アナログなデジタルの黎明期に最高の萌えを感じつつある………
そういえば、宇宙飛行士の航行の方にロマンを感じてた時期もあった。人間っていう構造物が実現しうる社会性に感動する方向で。厳しいテストにパスした人間の社会性と安定した知性に深い感動がある。
宇宙船内という環境がヒトに与える影響を知るために、感覚遮断実験(危険なので現在は制限されている)がさかんだったのも60年代なのか。アポロ計画は私が好きなものを随分生んでる。